ディレクションダイヤル
| 材質 | POM黄色 |
| 形状 | 継手 |
| 業界 | 医療機器 |
| サイズ | φ30×L50 |
こちらは、医療機器に使用されるディレクションダイヤルです。材質にはPOM(黄色)を採用しています。操作部として人の手に直接触れる部品であるため、視認性・操作性・清潔性を高いレベルで両立する設計が求められました。
POMは耐薬品性に優れ、洗浄や消毒工程を繰り返しても退色や劣化が起きにくい特性を持っています。そのため、医療現場においても長期間にわたり安定した外観と品質を維持できる材料です。本製品では、医療機器に多く用いられる白色・透明・青系部品との差別化を図る目的で黄色を採用。操作部の種類や方向性を瞬時に判断しやすくなり、部品の取り違え防止にも寄与しています。
加工面では、使用時の誤操作を防ぐため、外周部に回転方向を示す矢印を彫り込み加工しました。印刷やシールに頼らず、切削によるマーキングとすることで、消毒工程でも消えにくく、高い視認性を確保しています。また、指先が直接触れる操作部には複数の溝(ローレット形状)を施し、滑りにくく確実に回せる操作性を実現しています。
先端部は、接続先となる管部品に合わせて複数の径寸法に対応できるよう精密切削を行い、医療用途に求められる安定した嵌合精度を確保しました。寸法公差や同軸度にも配慮し、繰り返し使用時でも信頼性の高い接続を可能にしています。
医療分野では、「人の手に触れる形状設計」「誤操作を防ぐ視認性」「高い寸法安定性」が不可欠です。当社では、本事例のような操作部品において、外周マーキングや溝加工を含めた一体加工による工数削減を図りつつ、少量試作から量産まで一貫して対応しています。