シュートパイプの代替素材提案および特殊(特注)フランジ製作
お客様からご相談いただいた内容
お客様より、既存設備で使用されていたシュートパイプが破損し、代替品を製作できないかというご相談をいただきました。
現物は破損しており、使用されていた材質が不明な状態でした。また、設備側の機器寸法に合わせたフランジ径が必要で、市販品の流用が難しい点も大きな課題でした。
さらに、内部の流れや状態を確認するため、一定レベルの透明度が求められており、強度・加工性・透明性を同時に満たす材料選定が必要でした。
加えて、パイプの長さと径の関係から、当社設備では一体成形による製作が困難であったため、接着構造を前提とした設計が求められました。そのため、接着強度や仕上がり外観まで考慮した総合的な検討が必要な状況でした。
提案内容・解決策
当社では、強度・透明性・加工性・接着性を総合的に検討した結果、ポリカーボネート(PC)製パイプと特注フランジを接着構造で一体化する仕様をご提案しました。
パイプ本体には、耐衝撃性に優れ、透明度も確保できるポリカーボネート製の既製パイプを採用しました。フランジ部については、市場に適合品が存在しなかったため、同じくポリカーボネート材を用いて特注製作を実施しました。
同材質とすることで、接着性が高く、加工時の寸法調整もしやすいため、設備側のシビアな取り合い寸法にも柔軟に対応することが可能となりました。
完成したシュートパイプは、設備側との取り付け適合性も問題なく、外観の統一性と十分な接着強度を両立しています。また、透明度・強度ともにお客様の要求を満たし、従来品と比較して耐衝撃性が向上したことで、破損リスクの低減にも貢献しました。
市販品では対応できない特殊フランジの製作と、樹脂特性を活かした構造提案により、お客様のご要望を形にできた事例です。
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