加工事例

医療分野向けアライメントガイド

医療分野向けアライメントガイド
材質PEEK
形状ガイド
業界医療分野・搬送装置
サイズ50×20×10

本製品は、診断装置や検体分析装置など、ミクロン単位での制御と厳格な衛生管理が求められる医療機器および搬送装置向けに製作したアライメントガイドです。可動部のガイドとして、正確な搬送性能に加え、繰り返される滅菌工程や薬液処理に耐えうる高い安定性が求められました。

医療現場では、120~135℃、約0.2MPaの高温・高圧飽和水蒸気によるオートクレーブ滅菌が繰り返し行われます。このような環境下では、金属部品の腐食や汎用樹脂の熱変形が問題となりますが、連続使用温度250℃を誇るPEEKは、数百回に及ぶ高温・高圧滅菌後も、機械的強度および寸法精度を高いレベルで維持します。そのため、本製品では材質にPEEKを採用しました。

形状面では、2~3種類のRを組み合わせた複合的なR形状が大きな特長です。お客様よりご提供いただいた3Dデータを詳細に解析し、データに基づいて複雑なR面を忠実に切削加工することで、検体ボトルとの安定した面接触を実現しています。これにより、搬送時に外壁を傷つけることなく、スムーズで確実な受け渡しが可能となりました。

このように、3Dデータを基にした高精度な樹脂切削加工を実践することで、設計者の意図を正確に反映し、装置パフォーマンスの最大化と長期的な動作信頼性の確立に貢献しています。

関連する加工事例