ネジ加工で「逃げ」を設けることよる性能の担保
お客様からご相談いただいた内容
ネジ加工時、図面上には奥端面に「逃げ」の表記がされていませんでした。しかし、逃げがないと、ネジが切れない部分(不完全ネジ部)が発生し、ネジの有効部分が短くなるため、ナットなどの相手部品が奥まで入らず手前で止まってしまうことが予測されました。
提案内容・解決策
加工に 入る前に、予めお客様に確認をとり、奥端面手前に不完全ネジ部を無くすための「逃げ」を施すことで、相手部品にネジの奥端面まで入るようにしました。
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