ハンドリューター用ボディの樹脂化
お客様からご相談いただいた内容
従来、医療用やデザイン分野で使用されるペン型のハンドリューターには、耐久性や剛性の確保を目的として金属製のハンドルが採用されてきました。
しかし、長時間にわたる繊細な作業が求められる環境では、ハンドルの重さが術者の手や腕への負担となり、作業効率や精度の低下につながることが課題となっていました。

提案内容・解決策
お客様から「黒色にしたい」というご要望と、強度よりも軽量化の必要性があったため、POMの黒色グレードをご提案いたしました。
POMは、優れた機械特性と耐摩耗性を持ちながらも、金属の約1/7という軽さを実現できる樹脂素材です。また、切削加工性にも優れており、精密な形状や意匠面でのご要望にも柔軟に対応できます。さらに、黒色の採用によって、デザイン性が向上するとともに、視認性も確保することができました。
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