加工事例

位置決めブロック

位置決めブロック
材質PEEK
形状ブロック
業界電子デバイス分野
サイズ30×30×15

本製品は、電子機器・装置内で使用される、PEEK製の精密位置決めブロックです。部品をスライドさせながら、所定の位置に位置決めする役割を担っています。下面のV溝と上面の穴・ボスなど、表裏に設けられた複数の形状を、共通する側面基準から正確に配置することが求められました。

材質には、樹脂材料の中でも寸法安定性に優れるPEEKを採用しています。PEEKは精密加工に適した材料の一つです。一方で、±0.02mmの精度を安定して実現するには、材料特性を考慮した加工方法や基準設定、測定管理が重要となります。

本製品の加工上のポイントは、表裏にまたがる形状の位置精度です。V溝および上面の穴・ボスには、側面を基準として位置を±0.02mmに収める指示がありました。さらに角溝には、深さ±0.02mmの公差が設定されています。また、本製品は反転加工が必要なため、各形状を個別に精度良く加工するだけでは、表裏の位置関係を保証することは困難です。

そこで当社では、第一工程で基準となる側面の直角度・真直度を確保しています。そのうえで、反転後も同じ側面を位置決め基準として使用する工程を設計しました。

加工後は各寸法だけでなく、共通基準から各形状までの位置関係も確認しています。これにより、表裏にまたがる複数の形状を、ひとつの基準から精度よく成立させています。